- 民間から公務員になってよかった理由が分かる
- 民間から公務員に転職するキッカケが分かる
- 公務員になって後悔することが分かる
- 民間企業から公務員に転職するデメリットが分かる
- 公務員になりたい理由を明確する大切さが分かる
民間企業から公務員になってよかった!
「転職して幸せになった」「民間の頃より仕事が楽」なんて噂があります。
特に20代・30代の転職希望者にとっては、大きな関心事と言えるでしょう。
民間企業から公務員になってよかったと感じるのは、どういった点なのでしょうか?
主な5つの要因について、ご紹介していきます。
また、公務員に転職する理由やどんなギャップがあるかなど、“ホンネ”の部分もお伝えしていきますね!
民間から公務員になってよかった点とは?
「もっと穏やかに働きたい」「将来が不安」と感じながら、働いている人は少なくありません。
もちろん部署や職場によりますが、公務員へ転職することで働き方が大きく改善されることも多いです。
民間から公務員になってよかったと感じる点は、どういった点があるのでしょうか?
主な要素が次の5つ。
- 売上ノルマを求められない
- 安定して昇給する
- 社会的信用が高い
- 福利厚生が充実している
- 倒産やリストラの心配がない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
① 売上ノルマを求められない
民間企業では、まず数字が求められます。
会社の存続や発展のために、利益を出すのが必須です。
特に営業職では、その傾向が強く出ます。
一方、公務員に転職すると、数字に追われる働き方から解放されます。
もちろん、与えられた業務をきちんとこなす責任はあります。
ですが、売上や契約などの数字で人事評価が決まることは、原則ありません。
数字に追われないというだけで、気持ちがこれほどラクになるのかと感じる人も。
数字による精神的なストレスを感じている方であるほど、公務員に転職してよかったと思う人が多いのです。
② 安定して昇給する
民間企業での昇給は、会社の業績・部署の評価・上司の主観によって左右されることが少なくありません。
頑張っても「今期は昇給なし」ということもあるでしょう。
また、努力が正当に評価されないこともあります。
一方、公務員は基本的に年功序列の昇給制度のため、よほどの問題がない限り、毎年一定額ずつ給与が上がっていきます。
「来年も昇給する」という見通しがあるだけで、精神的な安心感が大きく違います。
特に将来のライフプランを立てる上では、重要なポイントです。
公務員だと、貯蓄や住宅ローンなどの長期的な計画を立てやすいのです。
将来の結婚や子育てを考えている人にとって、収入の見通しが立てやすいことは、大きな安心材料になります。
人生設計がしやすくなることで、日々のストレスも減り、長期的な視野で物事を考えられるようになるでしょう。
安定した昇給が民間から公務員になってよかったと感じる点の一つです。
③ 社会的信用が高い
公務員は社会的信用が高いです。
住宅ローンの審査やクレジットカードの申込みなどで実感することが多いポイントです。
民間の中小企業だと、家や車などの大きな買い物でローンを組もうとすれば、融資を断られてしまう場合もあります。
ですが、公務員という肩書きがあるだけで、金融機関からの印象はまるで変わります。
理由は明確で、公務員は解雇されるリスクが極めて低く、安定した収入が見込めるため、貸す側にとっても安心だからです。
社会的な信用は、収入以上に生活の安心感を左右する要素の一つ。
社会的信用の高さも、民間から公務員になってよかったと感じるポイントなのです。
④ 福利厚生が充実している
公務員の大きな魅力の一つに、福利厚生の手厚さがあります。
民間企業にも福利厚生制度はありますが、企業の規模や業種によって、大きく異なります。
一方、公務員の世界では、福利厚生が充実しているのです。
住宅手当・通勤手当・扶養手当・寒冷地手当(地域による)などが充実しています。
さらに、育児休業や介護休暇、看護休暇なども整っています。
公務員の福利厚生は安定した生活を送る上で、メリットが大きいです。
長く安心して働き続けるためには、大事な要因と言えるでしょう。
福利厚生の手厚さも、民間から公務員になってよかったと感じる要因の一つになっています。
⑤ 倒産やリストラの心配がない
民間企業では、倒産やリストラがあります。
近年では突然の業績悪化や外部環境の変化によって、大企業ですらリストラを実施する時代となっています。
自分ではどうしようもない事情で職を失う可能性があるのです。
一方、公務員には「倒産」という概念そのものが存在しません。
自治体や国の運営そのものが破綻しない限り、雇用が守られるという構造になっています。
また、パフォーマンスが悪いからといって、簡単にリストラされることもありません。
余程のことをやらかさない限り、雇用が守られるのです。
倒産やリストラを心配せずに働ける環境は、不安定な現代において、大きな価値と言えるでしょう。
民間から公務員になってよかった点が気になる人の疑問点
先程は「民間企業から公務員に転職してよかった」と感じる点について、ご紹介してきました。
その上で、色々な疑問点も出てくるでしょう。
例えば、
- なぜ公務員に転職するのか
- 転職後に後悔することはないのか
- 仕事が楽になるという噂はどうなのか
などです。
本セクションでは、民間から公務員に興味を持った人が感じやすい疑問を掘り下げていきます。
公務員に転職する理由とは?
民間から公務員に転職したいと思うのは、どういった理由が多いのでしょうか?
理由の一つが、今の働き方が辛いということ。
特に、営業や販売などでノルマを課されている人たちは、精神的に疲弊しやすいです。
「達成できなければ、評価が下がる」「未達成続きで上司に詰められる」など、精神的なプレッシャーがあるのです。
その点、公務員には売上目標や営業成績という概念が存在しません。
そのため、数字に追われない働き方ができるというメリットがあります。
また、労働環境が安定しているのも、公務員を選択する理由の一つ。
例えば、給料が安定している、倒産やリストラの心配がないなどです。
上記のように、働き方や労働環境を根本から見直したいなどの理由で、民間から公務員へ転職を希望する人が多く見られます。
民間から公務員は難しい?
「公務員になりたい」と思っても、実際にその道に進むには越えなければならないハードルがあります。
一番の壁は、やはり筆記試験。
公務員試験は基本的に教養試験(一般知識や時事問題など)と専門試験に分かれており、職種や自治体によって出題範囲やレベルが異なります。
また、自治体や職種によって、倍率の高さもハードルになります。
倍率が10倍以上と競争が激しくなるケースも…
単なる「やる気・熱意」だけでは突破できないのが現実です。
社会人経験者採用枠だと、年齢制限があることが多いです。
30代になると、応募できる選択肢が少なくなるのも、注意が必要なポイントです。
民間経験者向けの予備校や通信講座も増えており、仕事を続けながら勉強を進めている人も多くいます。
情報収集と準備をしっかり行うことが、公務員転職を成功させるカギになるのです。
公務員に転職して後悔することは?
公務員への転職には確かに多くのメリットがありますが、民間から公務員になってよかったという点ばかりではありません。
民間から公務員に転職して、後悔することもあります。
どういった点が代表的なのでしょうか?
特に仕事の成果が給料に反映されにくい点が、公務員になって後悔する要因として挙げられやすいです。
民間企業では、個人の実績によって昇進や昇給に差がつくのが一般的です。
営業成績やプロジェクト成功など、努力が目に見える形で評価されるケースが多くあります。
一方、公務員は年功序列が基本です。
そのため、周囲よりも成果を出していても、すぐに評価や報酬に反映されることはまずありません。
この点にフラストレーションを感じる人も少なくないのです。
民間では部下を引っ張る存在だった人が、公務員に転職後はスタイルを変える人もいます。
「周囲と同じことを淡々とやるのが正解」という空気に戸惑ったという話もあるほどです。
成果主義で働いてきた人ほど、評価されにくい文化にギャップを感じやすいです。
そのため、何を優先したいかを事前に整理しておくことが後悔を防ぐポイントになります。
民間から公務員だと仕事は楽?
民間から公務員へ転職する上で、仕事が楽になるのではという考えを持つ人も多いです。
実際どうなのでしょうか?
結論から言うと、楽に感じる場合が多い。
ただし、公務員が楽というわけではありません。
配属先や担当業務によって、残業が多かったり、忙しい部署もあります。
それでも全体的に見ると、公務員は「民間企業よりも時間的・精神的に楽に感じやすい環境」である場合が多いです。
理由は明確で、成果至上主義ではないという点が大きいです。
公務員の仕事は、基本的に社会インフラを維持するための業務であり、利益を追求する必要がありません。
そのため、厳しい売上ノルマなどからは、解放されるのです。
また、法律や規則に従って行動するため、手続きやフローがしっかり定まっており、個人的な判断で振り回されることが少ないのも特徴です。
民間企業では、突然の方針転換や急な売上目標変更に振り回されがちです。
しかし、公務員にはそのような変動があまりありません。
窓口業務のように住民対応が大変な部署もありますが、総じて見ると「楽になった」と感じるケースの方が多いと言えます。
仕事での負担が減ることが、民間から公務員になってよかったと感じる人が多い要因となっているのです。
民間から公務員になった際のギャップは?
民間企業から公務員に転職すると、環境の違いに戸惑う場面も少なくありません。
その代表的なギャップが、昔ながらの規則が多いこと・年功序列が根強いことです。
まず、公務員の職場ではとにかくルールや手順が多いです。
例えば、一つの業務を進めるにも上司の決裁がいくつも必要だったり、紙での申請がいまだに残っていたりします。
スピード感を持って動きたい民間出身者にとっては、戸惑うこともあるでしょう。
また、「誰が言ったか」よりもルールに沿っているかが重視される文化です。
なので、個人の判断で進められる仕事の範囲は、非常に狭いと言えます。
さらに、人事評価においても「どれだけ成果を出したか」よりも「どれだけ長く働いているか」が重視される傾向が強いです。
頑張って成果を出しても、すぐに昇進や昇給に結びつかないのが公務員です。
ですが、見方によっては、
- 決められたことをこなすのが好き
- 異動や昇進でのプレッシャーを感じたくない
という人には、非常に働きやすい環境だと言えるでしょう。
つまり、環境が保守的であることがマイナスに感じる人もあれば、プラスに感じる人もいるのです。
上記のようなギャップを事前に理解し、あなたの性格や価値観に合っているかを見極めてから転職を決断することが大切です。
民間企業から公務員になる際に把握しておくべきことは?
民間企業から公務員に転職するのは、大きなライフチェンジだと言えます。
「安定して働きたい」「数字に追われるのは嫌だ」と思って、公務員を選ぶ人も多いです。
ですが、その選択が本当に自分に合っているのか、事前に理解しておく必要があります。
公務員にはメリットもあれば、デメリットもあります。
「副業ができない」「成果が給与に反映されにくい」など民間とは違った価値観や制度も存在します。
転職後に「こんなはずじゃなかった…」と感じやすいポイントがあることです。
では、どんな点を把握しておくべきなのでしょうか?
最後のセクションでは、公務員に転職する際に押さえておくべきポイントを頭に入れていきましょう!
民間から公務員になるデメリットとは?
民間から公務員への転職には多くのメリットがありますが、「良いことばかり」ではありません。
デメリットもあります。
どんな点でしょうか?
代表的なデメリットが、副業が原則禁止されている点と成果が給与に反映されにくい点です。
公務員は法律で守られた立場である分、民間とは異なる厳しいルールが定められています。
まず、副業についてです。
国家公務員も地方公務員も、基本的に副業は禁止されています。
「収入を増やすために副業もやりたい」と考えている人にとっては、公務員を選択しない方がよいでしょう。
次に、もう一つの問題が「給与制度」です。
繰り返しになりますが、民間企業では成果や実績に応じて賞与や昇給が変わることが一般的ですが、公務員は基本的に年功序列型です。
つまり、いくら頑張っても、年数が経過しない限り、同期と変わらない程度の昇給しか期待できません。
「もっと評価されたい」「自分の成果を正当に見てほしい」と思うタイプの人は、この仕組みに大きなギャップを感じやすいです。
つまり、公務員という安定した立場を手に入れる代わりに、「自由に働く裁量」や「収入の伸びしろ」はある程度犠牲にする必要があるということ。
上記をしっかり理解した上で、公務員という道が自分の価値観に合っているかを見極めることが、後悔しない転職につながります。
民間から公務員になるには何歳まで?
「民間から公務員に転職したいけど、年齢的に間に合うのか心配…」という声が非常に多いです。
実際、何歳まで受けられるのかは職種によって大きく異なります。
一般的に言われているのは、30歳までなら比較的多くの試験に挑戦できるという点です。
国家公務員や地方上級職の多くでは、30歳未満が上限とされている場合が多いです。
30歳を超えると、応募できる枠がかなり限られてきます。
ただし、全ての職種がこの年齢制限に当てはまるわけではありません。
例えば、社会人経験者採用枠(民間経験者枠)を設けている自治体では、40代まで受験できるケースも増えてきています。
最近ではキャリア採用の枠を広げる流れがあり、年齢が高くても挑戦できる可能性があります。
社会人採用では「即戦力としての期待」や「業務経験」が重視されます。
つまり、年齢だけで判断するのではなく、あなたの職歴やスキルがどの職種にマッチするのかを見極めることが重要です。
年齢が上がるほど選択肢は少なくなりますが、選択肢はゼロではありません。
30歳を境に焦るのではなく、自分の経歴を活かせる公務員職を探すという視点に切り替えると、道は見えてきます。
公務員になりたい理由を明確にしよう
民間から公務員への転職を目指すとき、まず最初に考えるべきことがあります。
それは、なぜ公務員になりたいのかという理由を、自分の中ではっきりさせること。
動機が曖昧だと、転職後に『こんなはずじゃなかった…』と後悔しやすくなるからです。
「安定して働きたいから」という動機はありがちですが、もっと深掘りすることをオススメします。
「~な経験を通して、地域の人のために働きたいと思うようになった」のように、具体的な考えや経験を加えることが大切です。
実際、公務員試験の面接では「なぜ公務員を目指したのか?」「なぜこの職種なのか?」という質問が必ず出されます。
志望理由を明確にすることで、試験対策の方向性もブレにくくなります。
志望する自治体や職種の役割を調べて、どう活躍したいのか、どんな形で社会貢献したいのかを考えることが、非常に大きな意味を持つのです。
つまり、「なんとなく安定してそうだから…」という気持ちでは弱いです。
あなたの価値観や過去の経験をベースに、動機を言語化しておくことが転職成功のカギになります。
民間から公務員になってよかったと思うためには、動機の部分をはっきりとさせておきましょう!
民間から公務員になってよかった点の総まとめ
民間から公務員になってよかった点について、振り返っておきましょう。
- 民間から公務員になってよかったと感じる主な理由は、数字に追われないこと
- 民間から公務員に転職してよかったと感じる要因の一つが、昇給が安定していること
- 住宅ローンやクレジットカード審査が通りやすいなど、公務員は社会的信用が高い
- 福利厚生が充実していることも魅力の一つ
- 倒産やリストラの心配がない点が、精神面の安定にも直結する
- 公務員になって、仕事が楽になった感じる人も多い
- 勤務時間や休暇取得が安定しているため、プライベートの充実が図れるケースも多い
- 公務員の評価制度は成果が昇給に反映されにくく、やりがいを感じにくい可能性もある
- 副業禁止のルールがあるため、収入を増やす手段に制限がある
- 年功序列が根強く残っており、実力主義に慣れている人にはギャップを感じやすい
- 公務員になるためには、筆記試験も通らなければならない
- 民間から公務員へ転職する際には、「なぜ公務員になりたいのか」という志望動機の明確化が必要不可欠
- 転職後の後悔を防ぐためにも、公務員の特徴や制約を事前にしっかり理解することが重要
- 年齢によって応募可能な職種が限られるため、30歳前後が勝負の分かれ目になりやすい
- 公務員への転職は、人生を長期的に安定させたい人にとって良い選択肢である
公務員には様々な魅力があります。
- 売上ノルマを求められない
- 安定して昇給する
- 社会的信用が高い
- 福利厚生が手厚い
- 倒産やリストラの心配がない
といった、いわゆる働く上での安心感が多いです。
特に営業職や成果主義が強い職場にいた人ほど、ノルマからの解放や収入の安定に魅力を感じる傾向が強いです。
ただし、公務員ならではの制約やギャップがあることも忘れてはいけません。
副業禁止や年功序列、成果が給与に反映されづらい点などのデメリットもあります。
ですが、上記の特徴を理解した上で公務員を選択すれば、「安定して長く働ける」という魅力を最大限に感じることができるでしょう。
自分の働き方や人生において、何を一番大切にしたいのか。
公務員になる動機や目的を明確にした上で民間から公務員へ転職すれば、きっと「よかった」と思える未来が待っているはずです!