- ホテルのシングルルームに2人で泊まるのがアリなのかが分かる。
- シングルに2人で泊まるOK例&NG例が分かる。
- ホテル側に2人だとバレた場合にどんなリスクがあるのかが分かる。
- シングルルームに2人で泊まるメリット・デメリットが分かる。
- シングルルームに2人利用したい場合にはどうすべきなのかが分かる。
2人で泊まりたいのに、シングルルームしか空いていない…
こんな状況があると思います。
ホテルのシングルルームに2人で泊まるのは、どうなのでしょうか?
一見NGなイメージですが、必ずしもそうではありません。
この記事では、「OK」と「NG」の境界線を分かりやすく解説していきます。
さぁ、知らないと損する宿泊ルールを一緒に見ていきましょう!
記事の目次
ホテルのシングルルームに2人で泊まるのはどうなの?
ホテルのシングルルームに2人で泊まるのは、特に価格面で魅力的に思えるかもしれません。
カップルや友人同士で「少しでも安く泊まりたい」という理由でシングルルームを選ぼうとする方は要注意。
では、実際どうなのでしょうか?
安心して宿まるためにも、正しい知識とマナーをしっかり押さえておきましょう!
1人で予約したシングルルームに2人で泊まるのはどう?
1人で予約したシングルルームに、実際は2人で宿まるのはどうなのでしょうか?
結論から言うと<、これはNGです。
1人分の予約しかしていないにもかかわらず2人での利用が発覚すると、利用規約違反になります。
ルール違反と判断され、大変な状況に陥る可能性が高いです。
どんなことになるのかは、後ほどご説明します。
また、ホテルの客室には「定員」という概念があり、消防法という法律に基づいて設定されています。
消防法では、各部屋の大きさや構造に応じて収容可能な人数が決められています。
その基準を超えて宿泊させることは、違法行為と見なされるのです。
特に火災などの緊急時に、定員を超える人数が部屋にいると、避難が間に合わなかったり、他の宿泊者に被害が及ぶ危険性もあります。
ホテル側が利用者の安全を守る責任を果たすためにも、ルールを設けているのは当然といえます。
シングルルームに2人宿泊がOKな場合もある
全てのホテルが「シングルルーム=1人専用」と決めているわけではありません。
ホテルによっては、シングルルームで2人の宿泊を許容している場合もあるのです。
その場合は、部屋の仕様がセミダブルベッドであるなど、2人で寝ても問題ない広さや設備になっています。
シングルルームで2人の宿泊を許容している場合には、ホテルの公式サイトや予約サイトの客室情報ページに記載されています。
例えば、下記のようなホテルです。
https://www.jalan.net/yad339604/qa/0001908827.html
上記のような記載がなければ、シングルルームで2人宿泊してもよいか、分からない場合も多いでしょう。
その場合には、ホテルに直接確認するのが最も確実です。
シングルルームで2人宿泊できるホテルは限られていますので、希望する場合には、しっかりと確認をしておきましょう。
ホテルのシングルで2人だとバレたらどうなる?
もし、ホテルに無断でシングルルームに2人で泊まったら、どんなことが起こるのでしょうか?
最も起こるパターンが追加料金の請求。
ホテルフロントのスタッフは、宿泊者の動きにとても敏感です。
チェックイン時に1人と伝えているのに、廊下で2人で一緒にいる様子を見られたりする場合などです。
「人数が違う」と気づかれると、フロントに呼び出されて説明を求められる可能性があります。
「ちょっとだけ一緒にいただけで…」とごまかそうとしても、ホテル側はそれを何度も経験しているので、言い訳としては厳しいでしょう。
もし防犯カメラなどに映っていれば、証拠として残されています。
以上のことから、ホテルに無断でシングルルームに2人で泊まるのは、避けるべきです。
一時的な来客者を呼ぶのも基本的にNG
意外と軽く考えられがちなのが、宿泊しない友達や知人を部屋に呼ぶ行為です。
一時的な来客者を呼ぶ行為は、多くのホテルで利用規約で禁止されています。
防犯上のリスクや、他の宿泊客への配慮、設備やアメニティの不正使用防止などが理由です。
ホテルはチェックイン時に宿泊者全員の身元を確認しています。
名前が登録されていない第三者が自由に出入りすることは、施設全体の信頼性にも関わる問題になります。
また、部屋に複数人が入室している様子が監視カメラに映ると、スタッフがチェックしにくるケースもあります。
「ちょっと話すだけだから」「短時間だから大丈夫」といった言い訳は通用しません。
もし来客者を呼ぶのであれば、ホテルのロビーやラウンジなどの共有スペースを利用するのがルールです。
見落としがちなことですが、一時的な来客者を呼ぶことはNGなことを頭に入れておきましょう。
最悪の場合は警察に通報されることも
ホテルの利用規約を破る行為を軽く見ていると、大きな問題に発展する可能性もあります。
悪質だと判断された場合には、ホテル側が警察に通報することもあり得るのです。
例えば、宿泊人数を偽って宿泊し、追加料金の支払いを拒否した場合などです。
意図的に虚偽の情報を申告していたとホテル側が判断した場合には、詐欺として扱われるケースもあります。
このような事態になると、単なる宿泊トラブルでは済まず、警察沙汰になってしまいます。
「バレなきゃ平気でしょ」という軽い気持ちが、取り返しのつかない結果を招くこともあるのです。
シングルルームに2人で宿泊するくらい大丈夫だろうと思うことは、リスクが大きいことを頭に入れておきましょう。
正しい方法で宿泊すれば、安心して楽しい旅行や滞在を過ごせます。
そのためには、ホテルのルールを理解し、必ず事前に確認をしておくことが大切です。
ホテルのシングルで2人泊まることのメリット・デメリットは?
「シングルルームでも2人泊まってもOK」と許可してくれるホテルもあります。
その場合には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ホテルのシングルルームに2人泊まる際の具体的なメリット・デメリットをお伝えします。
まずは、メリットから見ていきましょう。
メリット①:料金の安さ
シングルルームに2人で泊まる最大のメリットは、やっぱり料金の安さです。
シングルは元々の設定が「1人分の利用」を想定しているため、基本料金が抑えられています。
同じ日程・同じ立地のホテルであっても、2人で泊まる場合の総額は明らかに変わってくるのです。
例えば、ツインルームだと1泊15,000円になる場合、シングルルームだと10,000円程度になる可能性があります。
もちろん、2人分だと追加料金がかかるホテルもあります。
ですが、2人用のツインルームやダブルルームの部屋よりも、総額は安くなります。
繁忙期やイベント開催時など、ホテルが高騰しやすい時期には、金銭面で良い選択肢だと言えるでしょう。
上記のように、金銭的メリットは非常に大きいです。
メリット②:ホテルを選ぶ選択肢が広がる
2つ目のメリットは、ホテルを選ぶ選択肢が広がるという点です。
特に旅行やイベント・コンサート・受験シーズンなど、地域全体の宿泊需要が高まるタイミングがあります。
そんな時でも、シングルルームに2人で泊まるという選択肢を視野に入れておけば、選択肢が広がります。
他の人が見落としがちな1人用の部屋を上手く活用できるわけです。
例えば、ホテルのダブルルームやツインルームの空きが中々ない場合に、「2人で使えるかどうか」を問い合わせてみる選択もアリです。
これは、通常の検索条件だけでは見つからない裏技的な方法とも言えるでしょう。
シングルルームも選択肢に入れることによって、宿泊先の選択肢が広がるのです。
デメリット①:部屋が狭い
シングルルームに2人で泊まる最大のデメリットが部屋が狭いこと。
当然ながら、シングルルームは1人で過ごすことを想定して設計されています。
そのため、2人がくつろげるスペースが確保されているホテルは少ないです。
また、ベッドもシングルサイズか、セミダブル程度が多いです。
2人で寝るには手狭と感じる場合が多いでしょう。
価格だけに目を奪われてしまうと、実際の居心地や疲労感に影響が出る可能性があります。
なので、快適さや2人の距離感も踏まえて、シングルルームにするかを判断しましょう。
デメリット②:シングルルームに2人宿泊を許容しているホテルはごく一部
2つ目のデメリットは、2人宿泊をOKにしているシングルルーム対応ホテルはごく一部に限られます。
ホテル検索サイトなどで「シングルルーム」と入力しても、2人利用を受け付けていないのです。
そのため、「シングルルームなら安いし、我慢すれば2人泊まれるでしょ」と安易に思うのは危険。
予約すらできなかったり、ホテルから断られることが大半です。
シングルルームに2人宿泊できるプランが、基本的にはありません。
そのため、ホテルに直接問い合わせて確認しないと分からない面倒さもあります。
「2人OKなシングル」を探す作業自体がひと手間かかる上、条件が厳しいということを頭に入れておきましょう。
シングルルームに2人で泊まることを考えている際に把握すべきポイントは?
「ホテルのシングルルームに2人で泊まるのは、実際どうなんだろう?」
そんな疑問を抱く人も多いと思います。
バレるきっかけ、実際に注意すべきポイントや、そしてトラブル回避のコツまでしっかり解説していきます。
なんとなく「こっそりならバレないかも」と思ってしまいがちですが、実際にはホテル側にも明確な判断基準があるんです。
この記事を読めば、後悔のない判断ができるようになりますよ。
基本的にシングルルームは1人利用
シングルルームというのは、基本的に「1人用」に設計されている部屋です。
ホテルの利用規約上も“1人部屋”と明記されているケースが多いです。
繰り返しになりますが、その理由は単に部屋が狭いからというだけじゃありません。
「消防法」という法律では、部屋ごとに収容人数が決められています。
規定された人数を超えると、法的な問題にもなってしまうのです。
つまり、ホテル側も違反リスクを負うことになるため、基本的に“2人泊まりは禁止”です。
また、ホテル側が許容していなければ、室内の設備やアメニティも1人分しか用意されていないのが一般的です。
タオル、歯ブラシ、パジャマなどが1セットだけ。
上記のように、ルール的にも設備的にも、シングルルームは基本的に1人のための空間です。
ホテル側が2人利用を許容していなければ、ルール違反ということを頭に入れておきましょう。
こっそり2人で泊まるのはバレる?
NGな考え方ですが、1人予約でシングルルームに2人で泊まろうという考えが湧くかもしれません。
もしバレると、警察沙汰になる可能性が高いので、絶対にやめましょう。
では、どうやってバレるのでしょうか?
まずは、監視カメラです。
フロント・エレベーター・廊下などの共用スペースには、大抵監視カメラが設置されています。
チェックインしたときは1人だったのに、後からもう1人が部屋に入る姿が録画されていれば、動かぬ証拠となります。
続いては、ホテルのフロントスタッフの目。
ホテルの従業員は日々多くのお客さんを見ているので、不自然な動きや不審な同伴者の行動にはすぐに気づきます。
例えば、後から入ってくる人がチェックインせずに荷物を持っていたりすると、怪しいと判断します。
監視カメラとホテルスタッフの目の両方によって、チェックされることは間違いないでしょう。
つまり、「バレなきゃ大丈夫でしょ」という安易な考えは通用しないのが現実。
どうしても2人で泊まりたいなら、次の見出しでご説明するように、ホテル側にしっかり確認を取ることが大切です。
シングルルームを2人で利用したいならホテル側に確認をしよう
シングルルームを2人で利用したいなら、ホテルに事前確認をしましょう。
確認をしておくだけで、トラブルになるリスクをグッと減らすことができます。
まず知っておきたいのが、すべてのシングルルームが“絶対に1人専用”というわけではないということ。
ホテルによっては、条件付きで2人利用を許可している場合もあります。
例えば「未就学児なら添い寝OK」や「追加料金を払えばOK」など、その基準はホテルによってバラバラです。
つまり、「2人で泊まれる」ケースもあるということ。
公式サイトや予約サイトの注意事項に目を通した上で、泊まりたいホテルに問い合わせをしましょう。
万が一、ホテル側がOKしてくれたなら、堂々と2人で泊まれます。
確認せずにルール違反になると、注意されたり、追い出されたり、最悪の場合は警察沙汰になることも…
そんな面倒なリスクを背負うよりは、正直に確認した方が気がいいですよね。
なので、シングルルームに2人で泊まろうと考えているなら、「ホテルに確認する」ことが絶対条件。
そのひと手間で、安心して快適に泊まれるなら安いものですよね!
ホテルのシングルルームに2人で泊まることに関する総まとめ
ホテルのシングルルームに2人で泊まることについて、振り返っておきましょう。
- ホテルのシングルルームに2人での宿泊は原則NGである
- シングルルームに2人で利用すると、消防法の定員超過に該当する場合がある
- シングルルームに一時的な来客者を呼ぶのもNG
- 監視カメラやフロントスタッフの目で、人数超過はバレやすい
- シングルルームに2人で泊まる際は、事前にホテル側に確認することが必須
- シングルルームの2人利用を許可している施設も一部存在する
- シングルルームのベッドはシングルベッドかセミダブルだ一般的
- シングルルームの2人利用の主なメリットは料金が安く済むこと
- デメリットは部屋が狭い・OKなホテルが非常に少ないこと
- 勝手に2人利用すると、最悪の場合は警察に通報されることも
- ホテルのシングルルームは消防法の観点からも1人利用が原則
繰り返しになりますが、大前提としてシングルルームは1人用です。
消防法などの制約もあり、ホテル側も定員超過にはとても敏感になっています。
そのため、基本的には2人での宿泊は禁止と考えておく方が安全です。
ただし、例外もあってOKを出しているホテルもあります。
ホテル側が許可を出していれば、問題なくシングルルームに2人宿泊が可能です。
だからこそ、2人で泊まりたいならホテルにきちんと確認を取ることが最重要。
ルールを守った上で泊まれば、気まずさも不安もなく、宿泊ができるでしょう。